ここ最近の健康ブームで、食べ物や飲み物にも気を使う方が増えてきた気がします。
私は昔から「酢の物は、体にいいから食べなさい!」と言われて育ちました。
その影響で今でも、わりと酢の物が好きで特にもずく酢やナマコ酢が好きです。
でも具体的に酢にどんな効果があって、何にいいのかは全く知りませんでした。
今回調べてみて知った酢の情報をみなさんにも共有していきたいと思います。
もくじ
酢の成分と種類
まずは、酢の種類を簡単にご紹介します。
酢といってもこんなにたくさんの種類があります。
酢がすっぱい理由 ただし酢は、種類によって成分が違うため酸っぱさの度合いは酢の種類によって違います。
酢の効果・メリット

では、酢にはいったいどのような効果やメリットがあるのでしょうか。
もちろん、なんとなく知っているものもありましたが「え!?こんな効果もあるの?」と思った意外なものもありました。
酢のメリット①殺菌・抗菌効果
酢に殺菌・抗菌効果があるのは、比較的有名な話ですよね。
酢の殺菌・抗菌効果は、一体どんな部分に効果的なのかさっそく探っていきましょう。
口臭・体臭を抑える
酢にある殺菌・抗菌の力で、気になる加齢臭などの体臭や口臭を抑えることができます。
口の中の細菌にも効果的なので、口臭だけではなく歯槽膿漏などの予防にも繋がります。
酢は飲むだけではなく、お風呂に入れるのも効果的
- 重曹をプラスすればシュワシュワの炭酸風呂になります♪
便秘解消
酢が、便秘の改善に効果的なのは知っていますか?
私は知りませんでしたが、便秘に効果的な理由がいくつかあります。
酢のメリット②体のコンディションを整える
酢のメリットは殺菌・抗菌効果だけではありません!
酢に含まれるアミノ酸などの成分が体のコンディションを整えてくれるのです。
それによってもたらされる効果やメリットを紹介していきます。
ダイエット効果
まずは嬉しいダイエット効果からご紹介します。
- 酢の効果で体内のエネルギーが燃焼される
- アミノ酸が脂肪を分解してくれる
- 新陳代謝を高める
酢を定期的に飲み続けるとお肌のターンオーバーが整うのでお肌がきれいになったり、酢の持つ抗酸化作用でアンチエイジング効果も期待できます。
疲労回復
酢の成分は、その大半が酢酸です。
酢に含まれるクエン酸や酢酸は、疲れの原因となる乳酸を分解してくれる効果があり疲労回復に効果的なのです。
余談ですが、疲労回復といえば「もろみ酢」もおすすめです。
冷え性改善
酢は発酵食品のひとつで、世界最古の発酵調味料と呼ばれているそうです。
発酵食品は、体の代謝をアップさせる酸素が含まれているので体を温めてくれる効果があります。
冷え性の主な原因は、代謝が悪いことといわれているので代謝がアップすれば冷え性の改善に繋がるといえます。
血糖値を下げる効果
血糖値の急上昇をくりかえすと、糖尿病などの病気のリスクが上がってしまいます。
酢は食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があると科学的にも証明されています。
方法はとっても簡単で、毎日大さじ1杯の酢を飲むだけで効果があるそうです!
酢は、血管を広げて血のめぐりを良くしてくれる効果があるので血圧が下がります。
精神安定
なんとなくイライラしたり、憂鬱な気持ちになることはありませんか?
たぶんそれは、ストレスなどでホルモンバランスや自律神経が乱れてしまっているからです。
ちなみにカルシウムが不足すると精神が不安定になりやすいんだとか。
酢はそんな不安定な精神状態を安定させてくれる効果もあるのです。
酢は、精神を安定させてくれることに欠かせないカルシウムの吸収をあげてくれます。
酢のメリット③二日酔い
酢はお酒を飲む前や飲んだ後にも効果的です。
お酒を飲む前に酢を飲んでおくと、アルコールの吸収を抑えてくれる効果があります。
また二日酔いになってしまい、体調がすぐれないときも酢が助けてくれます。
二日酔いは、アルコールが分解できずに起ってしまうのですが、酢を飲むことで肝臓の働きを活性化してくれ、代謝機能が促進されます。
酢を飲めば二日酔いの辛さから早く立ち直れるんですね!
酢のデメリット

メリットの多い酢ですが、もちろんデメリットもあります。
- 歯のエナメル質を溶かしてしまう
- 胃への刺激が強いので胃が荒れてしまう
デメリットを軽減するには、
- 酢を飲んだら口をゆすぐ
- 適量を確認し、それ以上は飲まない
これを守れば酢はあなたの味方となってくれるでしょう。
1日大さじ1杯~2杯といわれていますのでこの量を目安に薄めて飲むとよいでしょう。
酢の適量は、免疫が上がる食べ物や方法とは?腸活で免疫が上がるって本当!?
ドリンク酢レシピ

酢のメリットが分かったので、いよいよ本題のドリンク酢のレシピを紹介していきます。
ご紹介するレシピごとに酢と合わせるもので効果が変わってくるので、自分自身の体の悩みごとに選んでみてくださいね!
私の悪ノリでドリンクレシピごとに名前をつけてみました。
昔からネーミングセンスのなさに定評がありますので、そちらにも注目してみてくださいね(笑)
疲労回復【きずぐすり】
酢と炭酸を使った疲労回復ドリンクです。
酢の疲労回復効果と炭酸の乳酸を減少させる効果を組み合わせることで、疲労回復効果を得ることができます。
用意するのは酢と炭酸水だけ!
- グラスに氷と酢を注ぐ。
- そこへ炭酸水を注ぎ入れたら完成です。
フレーバー入りの炭酸水で作ってもおいしそう!
普通の炭酸水で作るなら、フルーツ酢でつくるのもアリですね。
ゆずやブラッドオレンジ、青みかんなんてとっても飲みやすそう♪
精神安定【おはヨーグルト】
酢のメリットの章で酢はカルシウムの吸収をよくすると説明していたのを覚えていますか?
そこで考えたのが、酢を牛乳をまぜたレシピです。
「え?酢と牛乳って合わなそう」と思った方もいるかもしれませんが、この二つをまぜると飲むヨーグルトに似た味になります。
ヨーグルト自体も乳酸という酸が含まれているので、酢と牛乳をまぜることで近い味になるそうです。
酢と牛乳でカルシウムがばっちりとれて、リラックス効果が生まれ精神を整えてくれる効果があります。
酢と牛乳だけで簡単にできちゃいます!
- 酢と氷をグラスに入れる。
- 牛乳を注ぎよく混ぜれば完成。
お好みでバナナやはちみつを加えてジューサーにかけても美味しいですよ!
安眠効果【白雪姫】
続いてご紹介するのは、白雪姫です。
以前テレビで「睡眠障害にはリンゴ酢が効く」と特集されていました。
- 寝ているときに、血糖値が急激に変化ことが睡眠障害の原因になる。
- リンゴ酢の酢酸が血糖値の変化を緩やかにしてくれる。
リンゴと睡眠で安易に白雪姫と命名させていただきました。
リンゴ酢には、カリウムという有機酸が豊富に含まれています。
カリウムが不足してしまうと食欲不振や脱力感などの症状が出てしまうため、リンゴ酢でカリウムを補給しましょう。
またまた簡単! リンゴ酢と水だけでできます。
- グラスに氷とリンゴ酢を入れます。
- 水を注ぎ入れたら完成です。
酸味が気になる場合は、はちみつや砂糖をプラスするのもおすすめです♪
ジェットコースター血糖は、寝ても疲労感があったりひどくなると糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの危険性もあります。
リンゴ酢を飲むのも大事ですが、糖質の取りすぎにも気をつけましょう!
アンチエイジング【スッパイマン】
酢とレモンには共通点…それは、体の酸化を抑える抗酸化作用があるということです。
抗酸化作用は、体内を錆させてしまう活性酸素を抑える働きがあります。
活性酸素が増えると人間は体内から老化してしまうんです!
つまり、酢+レモン=最強のアンチエイジングドリンクということです。
材料
- レモン 2個
- 酢 200ml
- 氷砂糖 150g
- はちみつ 少々
- 密閉瓶
- レモンをよく洗いスライスする。
- 消毒した密閉瓶にレモン、酢、氷砂糖、はちみつを入れる。
- 1,2日で氷砂糖が溶けて色が濃くなり、3日目で色が薄くなったら完成。
できたレモン酢を炭酸や水で割って飲みましょう!
ダイエット【ダイエットは明日から】
最後にご紹介するのが黒酢です。
黒酢にはアミノ酸が含まれていて脂肪燃焼の効果を高めてくれます。
材料
- 黒酢 大さじ1
- お湯 150ml
- はちみつ 大さじ1
- お好みでレモン汁
- マグカップに黒酢とはちみつを入れます。
- 沸騰したお湯をお注ぎます。
- 最後にレモン汁を入れてよく混ぜたら完成です。
参考までに黒酢の脂肪燃焼効果をさらにアップさせる方法があります。
それは有酸素運動です!
つまり、黒酢を飲んだ後に有酸素運動をするとさらなるダイエット効果が期待できるということです。
まとめ

酢を料理に使うことはありましたが、酢をドリンクとして飲むのは試したことがありませんでした。
酢にはたくさんのメリットがあるので、積極的に取り入れていきたいと思いました。
では、おさらいです。
- 酢には殺菌・抗菌効果の他に体にも嬉しいメリットがある。
- 胃に刺激があったり、歯のエナメル質を溶かすデメリットには注意。
- ドリンク酢は、酢の効果と混ぜるものの効果で相乗効果が得られる。
- リンゴ酢はジェットコースター血糖起因の睡眠障害に効果がある。
酢は身近な調味料なので、簡単に手に入れることができるのも魅力の一つです。
日常に取り入れて体の悩みをどんどん解消していきましょう!