このようなお悩みを解決します。
初夏から夏にかけ、日焼けが気になる季節が到来。
普段UVケアをしていない方でも、この季節だけは日焼け止めを塗るという方も多いのではないでしょうか?
日焼け止めを塗っていても、意外と日焼けをしていたりしますよね。
でも大丈夫です。
日焼けをしてしまったとしても、早めのケアをすることで肌の老化を食い止めることができるます。
今回は日焼けしてしまった後のケアを詳しく解説します。
- 日焼け後、肌を冷やした方が良いのか
- 日焼けした後に行った方が良いケア
- 日焼けした後に行ってはいけないケア
記事を読むことでこのようなことがわかりますよ。
日焼けしてしまった肌を、1日でも早く元に戻すために役立ててくださいね。
また、日焼け止めやUVケアについては下記の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
>>日焼け止めで美肌になれる!?ダブルフラーレンモイストUV
もくじ
日焼けしたら冷やした方がいいの?

日焼けをした後は、すぐに冷やしましょう。
医学的に言うと、ヤケドは熱傷Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度と分類されます。
- 熱傷Ⅰ度 皮膚に赤みが出る
- 熱傷Ⅱ度 水ぶくれができる
- 熱傷Ⅲ度 深いヤケドで傷が残りやすい
簡単に分類するとこのような感じです。
日焼けは、熱傷Ⅰ度に分類されるれっきとしたヤケド。
熱湯を10秒間接触させたときの皮膚の下1mmでの温度の変化を測定した実験では、熱湯との接触がなくなってからも30秒までは皮膚の下の温度は上昇し続けます。そして元の皮膚の温度に戻るまでに3分近くもかかります。皮膚の温度が高い時間が長ければ長いほどやけどは深くなるので、やけどをしたときは早く冷やして早く皮膚の温度を下げてあげる必要があるのです。
引用:彦根市立病院
ヤケドをしたらすぐに冷やす理由は、ヤケドを悪化させないため。
冷やすことでヤケドを鎮静化することができるのです。
軽度のヤケドに分類される日焼けにも同じことが言えます。
日焼けで肌が黒くなる仕組み
日焼けで肌が黒く変化するのは、メラニンがたくさん作られるからです。
日焼けをすると、まず肌が赤くなってから徐々に黒くなっていきますよね。
- サンバーン 2時間~6時間で赤くなる
- サンタン 24時間~72時間で黒くなる
日焼けをした肌に紫外線が入り込むと、メラノサイト(色素細胞)が反応してメラニンが作られて黒く変化します。
メラニン=悪いものと思われがちですが必ずしもそうとは限りません。
メラニンにはシミ・そばかすを作ってしまうデメリットはありますが、肌の炎症を悪化させないようにしたり、皮膚がんを予防してくれたりといったメリットもあるのです。
日焼けした後に行った方が良いケア

日焼けした後に行った方が良いケアについて解説していきます。
なぜなら、日焼けをしてから72時間を超えると肌が黒くなっていくからです。
72時間以内に適切なケアを行うことでシミ・そばかすだけではなく肌の老化を食い止めることができます。
具体的に有効なケアは下記の通り。
- クールダウン
- 保湿
- チャージ
- 休息
日焼けした肌には、このようなケアが有効です。
詳しく解説していきますね。
クールダウン
先程もお話した通り、日焼けをした後は早めのクールダウンが大事です。
保湿や美白ケアも大事ですが、まずは冷やして炎症を抑えることが最優先。
特に、赤みや痛みが強く出ている部分を重点的に冷やしましょう。
アイスノンや保冷剤を使ってもいいですし、冷たいシャワーでも構いません。
保湿
肌の赤みが落ち着いてきたら、忘れずに保湿をしましょう。
日焼けをした肌は、とにかく水分不足。
化粧水をたっぷりつけて水分をチャージするのがポイントです。
日焼け後のスキンケアは、以下の成分が入っているものを選びましょう。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド
こちらのオルナオーガニックの化粧水は、ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド配合なので条件を満たしています。
もしもヒリヒリするようなら、ヤケド用の軟膏を使うのも効果的。
ボディには、アフターローションを使うのもおすすめです。
日焼け後のアフタージェルと言えばアロエですよね。
チャージ
保湿ができたら、水分補給も忘れずに行いましょう。
日焼け後は、お肌だけではなく体も脱水症状を起こしやすくなっているからです。
冷たい水を飲んで、火照った体を内側から冷やしましょう。
日焼け後の栄養補給も重要です。
- ビタミンA・C・E 抗酸化作用
- リコピン 日焼け後の肌の回復
それぞれの栄養素を食事に取り入れることで、肌の回復が早くなりますよ。
参考までに、おすすめの食材もご紹介します。
栄養素 | 食材 |
ビタミンA | レバー・乳製品・うなぎ |
ビタミンC | レモン・キウイ・パプリカ・ゴーヤ・ブロッコリー・じゃがいも |
ビタミンE | ナッツ類・うなぎ・たらこ・サバ缶・アボカド・ブロッコリー・ほうれん草 |
リコピン | トマト・ケチャップ・スイカ・ピンクグレープフルーツ・パプリカ(赤) |
ビタミンA・C・Eは、ビタミンACE(エース)とも呼ばれていてそれぞれの栄養素を一緒に摂ることでの相乗効果があります。
休息
日焼けをした肌の回復を早めるためには、休息も大事なのです。
睡眠不足だと日焼けした肌の回復が遅くなるからです。
特に日焼けをした当日は、早めに寝ることを心掛けましょう。
日焼けした後に行ってはいけないケア

今度は逆に、日焼けをした後に行ってはいけないケアを解説していきます。
日焼けをした肌は、とにかく敏感な状態になっているので間違ったケアをしてしまうと回復が遅くなったり悪化してしまうことも。
以下の点に注意して日焼け後のケアをしていきましょう。
- 美白ケア
- ピーリング
- マッサージ
- 追い日焼け
- 皮を剥く
詳しく解説していきますね。
美白ケア
「日焼けをしたらいち早く美白ケアをしなくては」と思われがちですが、日焼けした直後の美白ケアはNGです。
日焼けをした直後の肌は、熱傷Ⅰ度のヤケドした状態。
炎症が起こっている状態で、美白ケアをするとその成分が肌を刺激して悪化してしまう可能性があります。
ただし、美白ケアが遅くなりすぎると肌が黒くなってしまうので日焼けした翌日からは美白中心のケアをするのがポイントです。
ピーリング
ピーリングをすることで、肌のターンオーバーを促してくれます。
ただし、日焼けをしたばかりの炎症が起こっている肌にピーリングをするのは逆効果。
最低でも、日焼けをしてから2週間くらいは間隔をあけましょう。
マッサージ
日焼けで肌に炎症が起きている時は、マッサージなどの摩擦は厳禁です。
炎症が落ち着くまでは、マッサージやコットンを使ってのパッティングなど過度なケアはお休みしましょう。
追い日焼け
日焼け後にさらに日焼けをしてしまうと症状が悪化してしまいます。
日焼け後の追い日焼けには要注意です。
日焼けをしてしまった後は、UVケアを徹底して紫外線からお肌を守りましょう。
- 日焼け止めを塗る
- 帽子をかぶる
- 日傘をさす
皮を剥く
日焼けをした後、皮が剥けてしまったらついペリペリ剥がしてしまいたくなりますが我慢しましょう。
皮が剥けているのは、日焼けが良くなっている証拠です。
新しい皮膚が作られると、古い皮膚は自然にはがれていきます。
無理にはがしてしまうと、新しい皮膚まではがれてしまったり色ムラが出来てしまう原因になってしまうことも。
皮が剥けていても、無理にはがさず保湿ケアをして皮膚が再生するのを待ちましょう。
まとめ

日焼け後のケアについてご紹介しました。
日焼けをしたら、とにかく冷やして炎症を抑えることが最優先です。
記事の内容を振り返っていきます。
日焼けをした直後に行うケアはこちら。
- クールダウン とにかく冷やして赤みを抑える
- 保湿 ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドで保湿
- チャージ 水分補給・栄養補給(ビタミンACE、リコピン)
- 休息 睡眠をたっぷりとる
逆に、日焼け直後に行ってはいけないケアはこちら。
- 美白ケア 日焼け当日は避ける
- ピーリング 日焼け後2週間は間隔をあけて
- マッサージ 赤みがひくまではお休みしましょう
- 追い日焼け 日焼け後はUVケアを徹底
- 皮を剥く 皮は剥かずに保湿をしましょう
一番は日焼けをしないことですが、もし日焼けをしてしまったら正しいケアを心掛けましょう。
日焼け後の正しいケアは、回復を早めるだけではなくシミ・そばかす・老化を予防することに繋がります。