突然ですが、みなさんは普段どれくらい寝ていますか?
ごくごく平均的な睡眠時間なのですが、仕事がお休みの日は寝だめをしてしまう傾向があり根本的にロングスリーパーにだと思っています。
お休みが終わるたびに「また寝すぎてしまった」と後悔してばかり。
一方、旦那さんはショートスリーパーで仕事の日もお休みの日も同じ時間に起きます。
普段から、こんな無い物ねだりの論争を繰り返しています。
実際、ショートスリーパーとロングスリーパーどちらが良いのでしょうか?
睡眠時間で寿命が変わるという話を聞いたことがあったので、詳しく調べてみることにしました。
もくじ
ショートスリーパーとロングスリーパー
基準を調べてみると、睡眠時間の違い以外に面白い違いがあることがわかりました。
それはふたつの睡眠タイプで、精神的ストレスを感じた時の対処方法にそれぞれ違いがあると言うことです。
6時間以下の睡眠で満足感が得られる
- 悩みを右から左に受け流し、くよくよしない傾向
満足感を得るために9時間以上の睡眠が必要
- ストレスを真正面から受け止め思い悩む傾向
ショートスリーパーよりもロングスリーパーの方が、脳への負荷がかかるため睡眠時間が必要になるそうです。
睡眠の傾向にストレスの対処方法が関係しているなんて意外ですよね。
ナポレオンとアインシュタイン
ショートスリーパーとロングスリーパーについて調べていくうちに、ナポレオンはショートスリーパーでアインシュタインはロングスリーパーだと言うことがわかりました。
- ショートスリーパー代表のナポレオン
英雄と呼ばれたフランスの革命家にして皇帝
ナポレオンには、1日3時間程度の睡眠しかとっていなかったという逸話があります。
ただし、居眠りをすることが多かったという情報も。
ショートスリーパーの人は、3時間~4時間程度の睡眠と仮眠をする傾向があるためナポレオンは典型的なショートスリーパーと言うことになります。
- ロングスリーパー代表のアインシュタイン
天才と呼ばれたドイツ生まれの理論物理学者
一方のアインシュタインは、なんと1日10時間は睡眠をとっていたそうです。
睡眠を妨害されないための対策も万全で、部屋にはカギをかけるという徹底ぶりでした。
脳は寝ているときにも活動をすると言われているため、アインシュタインの天才的な研究は睡眠中に生み出されていたのかもしれません。
ナポレオンの睡眠時間が1日あたり3時間、アインシュタインの睡眠時間が1日あたり10時間なのでその差はなんと1日7時間もあります。
ナポレオンは仮眠をしていたという話もあったので、実際はもう少し差は少ないのかもしれませんが単純計算で1週間で49時間、1ヶ月(31日換算)で217時間、なんと1年だと2,555時間もの差が出ます。
バリアブルスリーパー
バリアブルスリーパーと言うのは、ショートスリーパーとロングスリーパーの中間の睡眠タイプで6時間~10時間くらいの睡眠をとる人が当てはまります。
日本人の80%~90%がバリアブルスリーパー
残りの人がショートスリーパーとロングスリーパー
ロングスリーパーの人がショートスリーパーになるのは難しいですが、バリアブルスリーパーの人はショートスリーパーやロングスリーパーに変わる可能性を秘めているという説もあります。
なぜなら、バリアブルスリーパーは睡眠時間が平均的なので睡眠時間を減らしたり増やしたりがしやすいからです。
その変化しやすい特徴が語源となり、バリアブルスリーパーと名付けられました。
つまり80%から90%の人は、どちらにも転じることができるのでショートスリーパーになれるかもしれないということですね。
バリアブルスリーパーかどうかを調べる方法
バリアブルスリーパーの出現により、私の中にいくつかの疑問が沸き上がりました。
- 私はロングスリーパーなのかバリアブルスリーパーなのか
- 旦那さんはショートスリーパーではなくバリアブルスリーパーなのではないか
- もしかすると2人ともバリアブルスリーパー!?
もし私がバリアブルスリーパーなら、ショートスリーパーになるのも夢ではないと言うことですよね。
というわけで、バリアブルスリーパーがどうかの判断基準を調べました!
バリアブルスリーパーの特徴である6時間~10時間睡眠をして、眠気がなく活動できていればバリアブルスリーパーの可能性が高い
ただし、午後2時~午後4時の間は自然と眠たくなる時間帯なので除外してOK!
6時間~10時間寝ても眠気に襲われたり、10時間以上眠らないとスッキリしないと言う人はロングスリーパーの可能性が高いようです。
睡眠の質が悪くなると睡眠タイプを判別しずらい!?
「たくさん寝てもスッキリしないのでロングスリーパーかもしれない」と言う人でも、ただ睡眠の質が悪いだけで実はロングスリーパーではない可能性もあります。
ショートスリーパーの人にも同じことが言えます。
実際に、睡眠の質が悪くなっていないかチェックをしてみましょう!
- 寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚める
- 休みの日は昼間まで寝ている
- 寝る時間と起きる時間がまちまち
- 日中はベッドでダラダラしてしまいがち
- ストレスが溜まっている
- お昼寝をしてしまう
- 夜ご飯の時間が遅い
- 夜カフェインをとることがある
- お酒を飲む習慣がある
- 喫煙習慣がある
- 寝る直前までPCやスマホを見る
- 部屋着で寝る(パジャマを着ない)
- 朝起きた時に寝る時と同じ姿勢
私も睡眠チェックをやってみました。
質問への回答と合わせて言い訳もご覧ください。
寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚める →× 最近はぐっすり眠れます- 休みの日は昼間まで寝ている →〇 だって休日は充電したいじゃないですか~!
- 寝る時間と起きる時間がまちまち →〇 シフト勤務なので仕方ないんです
- 日中はベッドでダラダラしてしまいがち →〇 おうちの中でベッド大好きな場所です♡
- ストレスが溜まっている →〇 仕事のストレスが膨れ上がってます!!(…主に対人関係…)
お昼寝をしてしまう →× 昼寝はあんまりしません- 夜ご飯の時間が遅い →〇 帰りが遅いことが多いんです…帰りたいのに帰れないんです…
- 夜カフェインをとることがある →〇 コーヒー大好き♡
- お酒を飲む習慣がある →〇 飲まなきゃやってられない夜もあるんだ!
喫煙習慣がある→× 今禁煙してます!(いつまで続くのやら)- 寝る直前までPCやスマホを見る →〇 それが私のライフスタイル
- 部屋着で寝る(パジャマを着ない) →〇 大きめTシャツ1枚派です
- 朝起きた時に寝る時と同じ姿勢 →〇 いつも同じ方向に横向きです
残念ながら、私の睡眠の質は最悪なようです。
旦那さんも似たり寄ったりな結果だったので、私たちはバリアブルスリーパーなのかもしれません。
つまり、私にもショートスリーパーになれる可能性が出てきました。
ショートスリーパーとロングスリーパー寿命の違い
果たしてショートスリーパーとロングスリーパーで寿命に違いはあるのでしょうか。
まずは、先程ご紹介した英雄ナポレオンと天才アインシュタインで比較してみましょう。
この2人の場合は、アインシュタインに軍配が上がりましたがそんなに単純な話でもないようです。
正直どちらの睡眠タイプでも長生きした人もいれば、早く亡くなってしまったという人もいます。
つまり睡眠は生活習慣のひとつなので、寿命を縮める要因の一部ではありますが睡眠だけで寿命が決まると言うわけではありません。
ショートスリーパーとロングスリーパーの寿命については、様々な意見がありますが結局のところ体質に合った睡眠をとることが大事なのです。
264時間眠らなかった高校生
1964年にランディー・ガードナーというアメリカの高校生が、11日間(264時間)眠らないという世界記録にチャレンジしています。
その断眠チャレンジは、1964年12月28日から1965年1月8日の深夜まで続きました。
睡眠をとらないと人間の体には、様々な影響が出てしまいます。
- 目の焦点が定まらない
- 集中力がなくなる
- イライラする
- 幻覚が見える
- 記憶が欠落する
- 呂律が回らない
ちなみに、断眠チャレンジが終了後に14時間程度眠っただけでほぼ回復できたそうです。
質の良い睡眠をとることで体調が回復する効果もあるため、体質に合った睡眠時間とその質が重要なのだとわかりました。
ショートスリーパーとロングスリーパー勘違いしてませんか
実はショートスリーパーとロングスリーパーは、明確な判断基準がないため勘違いをしてしまっているということも多いのです。
たくさん寝ないと疲れが取れないと思っている方も、睡眠の質が悪かっただけで実はショートスリーパーだったということもあるのだそうです。
ちなみに、本来はショートスリーパーでも5時間~6時間の睡眠時間が必要です。
「3時間寝れば大丈夫です!」なんて言っているショートスリーパーは、ショートスリーパーではない可能性があります。
実は体は気づかないうちに、睡眠不足になってしまっているのです。
ショートスリーパーの遺伝子
勘違いのショートスリーパーとは違い、遺伝子レベルでショートスリーパーの人もいます。
睡眠に影響があるDEC2という遺伝子があると睡眠時間が短くても体に害がないということがアメリカの大学の研究でわかりました。
ただしDEC2だけでは不十分だったため、さらに研究をしていきβ-1アドレナリン受容体遺伝子(ADRB1)と呼ばれる遺伝子が発見されました。
この遺伝子がある人は目覚めがよく、活動時間が長いという特徴があります。
ADRB1は、人の体には珍しい遺伝子のようでその割合は10万人に4人と言われています。
残念ながらここに来て、私がショートスリーパーになれる可能性は限りなく少ないことがわかってしまいました。
ショートスリーパー、ロングスリーパーどちらも体質に合った質の高い睡眠が必要!
ショートスリーパーは勘違いであることが多い
質の高い睡眠とは?
まずは質の良い睡眠の定義からご紹介します。
睡眠中は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返しています。レム睡眠中には基本的に筋肉は動かないようになっていますが、脳は活動をしており夢を見ています。そして一晩にノンレム睡眠とレム睡眠を4~5回繰り返します。ノンレム睡眠にはレベルがあり、最も深い眠りを得られるのが最初の1~2回。つまり寝入ってから約3時間の間に深い眠り=ノンレム睡眠に達すれば、脳もカラダも休ませることができるため、朝起きた時に「ぐっすり寝た」という満足感を得ることができるのです
引用:omron

ただ闇雲に、睡眠時間だけを意識すれば良いと言うわけではないのです。
眠りにつき2時間~3時間が過ぎると成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは体の成長だけではなく、細胞や疲労の回復に効果的です。
お肌のターンオーバーも成長ホルモンによるもの
たしかに睡眠不足だとお肌の調子が悪かったり、化粧ノリが悪かったりしますよね。
睡眠って本当に大切ですね。
質の良い睡眠をとるために
では、睡眠の質を上げるために必要なことを説明していきます。
劣悪な睡眠をとっている私は、ほとんどができていないことばかりでした。
質の良い睡眠をとるために必要なこと
朝
- 体内時計をリセットするために朝起きたら太陽の光を浴びる
- 朝食をとる
夜
- 寝る3時間前までには夜ご飯を済ませる
- 体を温める食材を選ぶ
- 夜ご飯を食べてから1時間以上経ったら少し運動する
- お風呂に浸かる
- お風呂上りに軽くストレッチをする

こう見ると、夜の過ごし方が重要なのがわかりますね。
お酒やタバコ、カフェインなどの摂取には特に気をつけたいです。
また寝る前のPCやスマホにも注意が必要ですね。

快眠グッズ5選
睡眠の質を上げる方法についてご説明しましたが、さらに快適に眠るためにグッズをご紹介します。
- 「極」快眠まくら
日本人の頭の形に最もフィットした快眠まくらです。
首や肩のコリはもちろんですが、疲れ・睡眠不足・首のしわにも効果があります。
- ぐっすり眠りたい人のための見るだけ聴くだけ超快眠!CDブック
3分見て、3分聴くだけでぐっすり眠れるそうです。
水琴の音と波動アートで脳波と自律神経を整えてくれます。
- かぶって寝るまくら IGLOO
睡眠専門医が監修したまくらです。
吸音効果や遮光効果があり、見た目以上に快眠できること間違いなしです。
快眠だけではなく、眼精疲労にも効果的です。
ナノプラチナの効果で上質な休養が手に入ります。
- オリヒロ 快眠サプリ
どうしても眠れないならサプリを試してみるのもひとつの方法です。
睡眠薬よりも安心で気軽に試すことができます。
私の家では、マットレスを奮発したためまくらは適当なものを使っています。
睡眠の質を良くするという意味でも、まくらを新調したいと思っています。
まとめ
寿命については、ショートスリーパーとロングスリーパーでの違いはありませんでしたね。
最後に簡単に内容をおさらいしましょう!
- ショートスリーパー 6時間以下の睡眠で満足感が得られる
- バリアブルスリーパー 6時間~10時間くらいの睡眠が必要
- ロングスリーパー 満足感を得るために9時間以上の睡眠が必要
- 日本人のほとんどは、バリアブルスリーパーである
- 6時間~10時間寝てみて眠気がなければバリアブルスリーパー!?
とにかく、質の良い睡眠をとることが健康に良いということです。
無理をしてショートスリーパーになろうとするのではなく、自身が快適に1日を過ごせる睡眠時間を選ぶようにしましょう。