神社に行った時に引くおみくじ。
『大吉』が出た時、おみくじを神社で結んで帰りますか? それとも、持ち帰りますか?
結ぶ人が圧倒的に多いのかと思いきや、持ち帰るという人も意外と多いようです。
私は今年の初詣では『末吉』だったので深く考えずに結んで帰りました。
来年の初詣で『大吉』が出た時のためにどちらがいいのかを調べてみました。
- おみくじって持ち帰るのと結ぶのどっちが正解なの?
- 持ち帰る場合は、どうやって保管すればいいの?
- おみくじの運勢がいい順番がよくわからない
- おみくじの保管の方法や処分の仕方は?
- 遠くの神社で引いたおみくじって返しに行かないとダメ?

もくじ
おみくじで大吉が出たら持ち帰る?結ぶ?どちらが正解?

引いたおみくじをみんなどうしているのかを調べてみると、持ち帰る派・結ぶ派・引いたおみくじの運勢による派の3つに分かれていることが分かりました。
結論からいうと、おみくじは持ち帰っても結んで帰ってもどちらでも大丈夫です。
神社本庁によると…。
「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。また神社境内の木の枝に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみたいものです。
引用:神社本庁
大事なのはおみくじを『持ち帰る』『結ぶ』という事よりも、内容を理解し生活にどう活かしていくかという事です。
おみくじを結ぶ理由とは?

おみくじは、もともと神社の木に結ぶのが習わしでした。
神社の木は、神木(しんぼく)とも呼ばれ神様や精霊が宿っていると言われています。
- 神様との縁を結ぶ
- 木の生命力にあやかり願いを叶える
- 悪い運気を神社にとどめる
木におみくじを結ぶことができなくても、神社という場所そのものに神様が祀られているので、どこに結ぶかで大きな変わりはありません。
おみくじの結び方
そういえば、おみくじを結ぶときに破けてしまったなんて経験はありませんか?
あと少しで結べそうな時に、つい力が入りすぎてしまったり。(私はあります。)
でもおみくじをキレイに結んだ方がなんとなく運気が上がりそうなので、おみくじの結び方のコツも調べてみました。
おみくじを細く縦折りにして厚みを持たせる
縦結びは避けましょう!
故人の衣装を結ぶ時の結び方なので、あまり縁起が良くありません
利き手ではない手でおみくじを結ぶことで、凶が転じて吉になるという言い伝えがあります。
おみくじの結果が悪かった場合は、右利きの人は左手で、左利きの人は右手で結んで吉を呼び込みましょう。
おみくじの結び方のポイント
- おみくじは縦に厚みを持たせて折る
- 縦結びはしない
- 悪い結果のおみくじの場合、利き手と逆の手で結ぶ
おみくじの運勢の順番
小吉や末吉など、おみくじの運勢が良い順番って分かりにくくないですか?
引いたおみくじの運勢によって持ち帰るか結ぶか決める場合の目安になると思い、おみくじの運勢の順番も調べてみました。
神社本庁監修の『神道いろは』という本によると、
- 大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶
- 大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
この2パターンがオーソドックスなようです。
神社によっては吉の位置付けが違ったり、種類が多くなることもあるそうです。
- 大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 半吉 > 末吉 > 末小吉 > 凶 > 小凶 > 半凶 > 末凶 > 大凶
神社によって違うので、おみくじ売り場などで確認するのがいいかもしれませんね。
おみくじは良い結果が出るまで引いてもいいの?
おみくじの結果が良くなかった場合、ゲームのリセマラみたいに何度も引き直すという人もいますよね。
そういえば、友達に毎年初詣に行くたびに大吉が出るまで引くという猛者がいます。
結論から言うと、おすすめしません!
おみくじは、神社に祀られた神様からの大切なお告げです。
何度も引き直すのは、そのお告げを否定していることを意味します。
それでもやっぱり大吉を引きたい!
占いでもそうですが、悪い結果だと気にしてしまうという人も少なくありません。
そんな方のために吉が出やすい神社をご紹介します!
- 【東京都千代田区】東京大神宮 凶0%
- 【東京都台東区】浅草寺 凶30%
- 【神奈川県川崎市】川崎大師 凶29%
- 【神奈川県鎌倉市】鶴岡八幡宮 凶20%
ある意味、凶を引いた方が強運なのでは!?と思ってしまいます。
おみくじを結ぶ場合にのお話はここまでにして、ここからはおみくじを持ち帰る場合のお話をしていきたいと思います。

おみくじを持ち帰る理由とは?

おみくじを持ち帰る理由ってそもそも何でしょうか。
人によって違いはあると思いますが、おみくじの結果が良くても悪くてもせっかく頂いた神様からのお告げです。
持ち帰って読み返すことで、自分自身の戒めにもなるかもしれませんね。
おみくじを持ち帰る場合の保管方法
おみくじを持って帰った場合、どうやって保管するのが良いのでしょうか。
- お財布に入れる
- 手帳に入れる
- 神棚に置く
- おみくじ帳に入れる
おみくじを持ち帰る場合は、読み返しやすい場所に入れておくのがいいようです。
おみくじ帳というおみくじ保管するための手帳もあります。
運気を下げてしまうおみくじの扱い方
おみくじを持ち帰った場合に気になるのが「保管の方法によって運気が下がるのでは?」ということです。
基本的な考え方としておみくじ=神様からのお告げなので大切に扱うことが重要です。

おみくじの処分方法やタイミングは?

おみくじを持ち帰った場合、処分方法に悩んだことはありませんか?
基本的な考え方は、おみくじを引いた神社にお返しするということものです。
おみくじを返すタイミングは1年と言われていますが、古いおみくじをお返しすること自体に問題はありません。
人間なので忘れてしまうことはありますよね。
大事なのは、お返しする時に神様にしっかりと感謝の気持ちを伝えることなのだそう。
おみくじの返納方法
- 神社の古札入れやお守り授与所などにお返しする
- 初詣で引いたおみくじを翌年の初詣で結んでお返しする
- どんと焼きの奉納物として納める
このような返納方法が一般的なようです。
遠方で引いたおみくじの場合は?
おみくじを引いた神社が帰省先や旅行先だった場合、返納に行くのは難しいですよね。
おみくじを引いた神社に直接行くことができない場合は、別な神社でもおみくじを返納することができます。
さきほどご紹介した方法と同じように、古札入れやお守り授与所などにお返ししたり、結んでお返しをしたり、どんと焼きで返納しましょう。
神社にお返しに行けない場合は?
できれば神社に返納するのが一番ですが、入院をしていたり出産を控えていたりどうしても神社に行くことができないという事もありますよね。
神社に行くことができない場合は、白い紙や和紙におみくじと塩を包んで、感謝の気持ちを伝えてからゴミ箱に捨てましょう。
ただポイっと捨てるのは、絶対にやめましょう!

まとめ

今回は、年末ということで『おみくじ』についてご紹介しました。
引いた後のおみくじは、「持ち帰っても良し! 結んでも良し!」ということがわかりました。
そういえば、おみくじって1000年以上前から親しまれていたそうです。
調べれば調べるほど奥が深くて、とっても興味深かったです。
よかったら、初詣に行った時に参考にしてみてくださいね。