
このようなお悩みを解決します。
冬の間、窓の結露と暖房にさらされたレースカーテン。
春になってふとレースカーテンを見ると、うっすらカビが生えていたなんて経験はありませんか?

今回は、レースカーテンのカビの撃退方法をご紹介します。
レースカーテンのカビはカビキラーで落とすことができます
簡単にできる方法なので、「レースカーテンがカビてしまった」という方は挑戦してみてくださいね。
レースカーテンのカビをカビキラーで落とす方法
レースカーテンについたカビをカビキラーで落とす方法をご紹介していきます。
用意するものはこちら。
- カビキラー
- ゴム手袋

作業をするときは、換気扇のあるお風呂場の洗い場などで行いましょう。
では、レースカーテンのカビを落とす手順を紹介していきます。
- カビのついた部分にカビキラーを吹きかける
- 5分~10分程度放置する
- ゴム手袋をして揉み洗いする
- カビキラーを洗い流す
カビがひどい場合は、20分~30分程度放置しましょう。
レースカーテン全体の汚れを落とす場合は、よく洗い流してからオキシクリーンなどの漂白剤につけおきして洗濯をすると全体的な汚れも落とせます。
カビキラーを使うときに注意したいこと
カビキラーを使う時に注意したいことを解説していきます。

参考までにカビキラーの製造元であるジョンソン株式会社のホームページによると……。
布製品に「カビキラー」は使えません。 カーテンや衣類などに黒いシミがついてしまった場合、残念ながら完全に除去することはできません。 ただし、洗濯絵表示を確認して、塩素系漂白剤の使用が不可でなければ、衣類用の塩素系漂白剤を使用方法を守ってご使用ください。
引用:ジョンソン株式会社
つまり、色柄物のレースカーテンでなければ概ね問題ないことがわかります。
漂白剤の使用可否については、下の表を参考にしてください。
洗濯表示 | 使える漂白剤 | カビキラー使用可否(目安) |
![]() |
塩素系〇・酸素系〇 | 〇 |
![]() |
塩素系×・酸素系〇 | × |
![]() |
塩素系・酸素系× | × |
- 他の洗剤と混ぜない
- 換気をする
- ゴム手袋をする
詳しく解説していきます。
他の洗剤と混ぜない
カビキラーは塩素系漂白剤。
塩素系漂白剤は、カビの細胞やカビが繁殖してできた色素をキレイに分解することができます。
強力な威力があるので、他の洗剤と混ぜるのは危険です。
『混ぜるな危険』と表記されている酸性タイプの洗剤と混ぜてしまうと、有毒ガスが発生します。
塩素系漂白剤の後に、別な洗剤を使用する場合はよく洗い流してから使うようにしましょう。
例)カビキラーの後にオキシクリーンを使用する場合
- カビキラー 塩素系漂白剤
- オキシクリーン 酸素系漂白剤
それぞれ成分が違うので、よく洗い流してから使用しましょう

換気をする
カビキラーを使う時には、とにかく換気をすることが大事。
お風呂場の場合は、必ず換気扇をまわしてください。
匂いが気になる場合は、マスクをして作業しましょう。

ゴム手袋をする
カビキラーは、皮膚についてしまうと皮膚のたんぱく質が分解されてしまいます。
カビキラーが手につくとヌルヌルするのはそのためです。
手につかないように、カビキラーを使用するときはゴム手袋をつけましょう。

カーテンについたカビを放置してはいけない理由
カーテンについたカビを放置することで起こるデメリットについて簡単にご説明します。
主なデメリットは以下の通りです。
- 見た目的な問題
- 家中にカビが繁殖する
- アレルギーや病気になる
詳しく説明していきますね。
見た目的な問題
白いレースカーテンにカビが生えているととにかく目立ちますよね。
カーテンが汚いと部屋全体が不潔に見えてしまいます。
カビがあると気づいた時点で、すぐに対処するようにしましょう。
家中にカビが繁殖する
カビを放置してしまうと、家中にカビが広がってしまう危険性も。
パッと見少しのカビでも、胞子となって広がるカビは栄養があればどんどん増殖していきます。
- 高湿度 80%以上の湿度
- 適温 20℃~30℃くらい
- 栄養 ホコリ・垢・食べカスなど
室内は、人間だけではなくカビにとっても最高に住みやすい環境なのです。
カビは見つけ次第すぐに対処する必要があります。
アレルギーや病気になる
カビを放置することで、アレルギーや病気の原因になってしまうことも。
カビによる主な健康被害は以下の通り。
- 水虫・爪白癬
- アレルギー性鼻炎
- アスペルギルス症
- アレルギー性気管支炎
- シックハウス症候群
ごく一部ですが、このような病気になってしまうこともあります。
しかもカビが引き起こす病気は、風邪にも似た症状が出るので一見わかりにくいのが特徴です。
風邪に似たアレルギー肺炎の症状
咳・発熱・息切れ・呼吸困難のような症状がある
このような症状は、トリコスポロンというカビが原因です。

洗ったレースカーテンをカビから守る方法
キレイに洗ったレースカーテンをカビから守るための秘訣をご紹介します。
まずは、レースカーテンがカビてしまう原因から。
- 湿気
- ホコリ
- 垢
カビの原因になる主な原因は、このような感じです。
湿気はカビにとって住みやすい環境になり、ホコリや垢はカビの養分になってしまいます。
続いてカビの予防方法です。
- 結露を拭く
- 換気する
- 窓とカーテンを密着させない
- 定期的にカーテンを洗濯する
このような対策を行えば、レースカーテンをカビから守ることができます。
具体的に解説していきますね。
窓の結露を拭く
冬場に特に気になる窓の結露は、気づいたら拭き取ることが大事です。
そのまま放置してしまうと、結露がカーテンについてしまいカビが発生してしまいます。
結露を拭き取る以外にも、結露を防ぐためのシールを活用してみるのもいいでしょう。

換気する
湿気をなくす方法として換気することも大切です。
定期的に室内の空気の入れ替えをすることで、湿気を撃退しましょう。
朝、窓を開けるなど習慣化するといいかもしれませんね。

窓とカーテンを密着させない
カーテンの横に家具があって、カーテンが窓にピッタリくっついてしまっているという場合は要注意です。
カーテンが窓にくっついていると、結露をカーテンが吸収してしまいよりカビを発生しやすくしてしまいます。
長めのカーテンを使っている場合は、家具とカーテンの間に少し隙間を作りましょう。
定期的にカーテンを洗濯する
レースカーテンを洗う適切な頻度は、半年に1回。

カーテンを洗う頻度
- レースカーテン 半年に1回
- 普通のカーテン 年に1回
頻繁に洗いすぎるとカーテンを傷めてしまうのでほどほどにしましょう。
洗うタイミングがわからず、買ってから一度もカーテンを洗っていないなんて方はすぐに洗いましょう。
カーテンは、キレイに見えますが見た目以上に汚れています。
放置すると汚れが落ちずらくなったり、カビが住みやすい環境作りを手伝ってしまうことに。
定期的に洗うことを心掛けましょう。
まとめ
レースカーテンのカビをカビキラーで落とす方法をご紹介しました。
冬の結露や梅雨明けなどに、レースカーテンのカビを見つけてしまった場合とにかくすぐに対処するのがポイントです。
記事の内容を振り返っていきましょう。
- カビキラーの放置時間は5分~10分程度
- カビキラーは、よく洗い流すこと
- ゴム手袋をして換気をするべし
- カビキラーと他の洗剤をまぜない
- カビは放置すると健康被害もある
- 結露はこまめに拭き取る
ついつい後回しにしてしまいがちなレースカーテンの洗濯。
「今度やろう」と放置してしまうと、カビがキレイに取れなくなってしまったらり病気になってしまうこともあります。
レースカーテンは半年に1回・普通のカーテンは年に1回を目安に洗濯しましょう。